米軍不在 2013 12 23

2013年12月23日の朝日新聞には、このような記事があります。

「フィリピン、米軍の再拠点化計画」
 南シナ海を望むマニラ北方のスービック基地から、
米軍が撤退したのは、1992年末。
 その3年後、EEZ内(排他的経済水域)にある環礁を、
中国に占拠され、「米軍不在」を悔やんだ。
 今、フィリピン政府は、
常駐ではないものの、
スービックを再び米軍もアクセスできる軍の拠点にする計画を進めている。
(引用、以上)
 フィリピンは、空想的平和主義者だったのでしょうか。
つまり、「何もしなくても永久に平和が続く」と考える空想的平和主義者のことです。
 米軍が撤退した以上、
フィリピンは、強力な海軍を構築すべきでした。
 にもかかわらず、フィリピンは、
現在に至ってもなお、海軍らしい海軍を保有していません。
(一応、沿岸警備隊に近いような形態の海軍はあります)
これでは、「フィリピンは空想的平和主義者」と言われても仕方ないでしょう。
 ここで思い出すのは、スイスの国防政策です。
スイスは、国民皆兵制です。
つまり、スイス国民の男性の大多数は、兵士です。
 スイスは、国土を山に囲まれていますので、
強力な陸軍を保有しているのでしょうが、
スイスの周辺国は、平和な国ばかりです。
 それでも、国民皆兵制をやめないスイス人は、
国家の独立に関して強い信念を持っているのでしょう。

2013年9月23日の時事通信社には、このようなニュースがありました。

皆兵制維持、7割超が賛成 スイスで3度目の国民投票

【ジュネーブ時事】スイスで22日、
国民皆兵制存廃の是非を問う国民投票が行われ、
政府発表によると、約73%の圧倒的多数が存続を支持した。
 存廃の判断を国民審判に委ねるのは、これで3度目だが、
皆兵制が永世中立をうたうスイスの国防政策の根幹であることを改めて印象付けた。
(引用、以上)






















































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